今から10数年前にある週刊誌で、岩盤浴に細菌が多いという記事がでて話題になったことがありました。
そのことから、岩盤浴からお客が離れ施設経営にまで影響がでてしまったのですが、近年では衛生管理を徹底している施設も増え、また岩盤浴施設をよく見かけるようになりました。
「衛生管理が行き届いているのなら通いたい」と思う、実は岩盤浴好きな人は多いことがわかりますね。
しかし、人の出入りが管理しやすい予約制サロンなどでは、一人終わるごとに除菌できますが、大勢の人が頻繁に入れ替わる、大きな岩盤浴施設ではなかなか小まめな管理は難しいのが現状です。
そのことを考えて「やっぱり、細菌が気になる...」と思ってしまう人も少なくないでしょう。
そんな方には、自宅で岩盤浴をするのがおすすめです。
なんといっても自分で管理できますからね。
今回は岩盤浴のちょっと気になる衛生面について、解説していきます。
細菌が繁殖しやすい温度と湿度
岩盤浴施設では、部屋の温度と湿度を高くして発汗しやすい環境にしていますが、これが細菌も増やしてしまうことになります。
細菌やカビが繁殖しやすい温度は30℃~40℃、湿度は70%rh以上とされています。
岩盤浴施設では、室温35℃~40℃、湿度70%rh~80%rhが一般的ですので、細菌とカビに好まれる環境といえるでしょう。
よく問題視される菌は、レジオネラ菌、真菌(カビ)、白癬菌、大腸菌などです。
細菌の特徴と感染症
- レジオネラ菌...免疫機能が弱っていると肺炎になりやすい。加湿器や循環式浴槽など家庭でもいる菌。
- 真菌(カビ)・白癬菌…足の指の間、乳房の下、性器の周りなど皮膚が触れ湿度が高い箇所にいる菌。カンジタ症、たむし、水虫などの症状がでることがある。
- 大腸菌...ほとんどの大腸菌は害がないといわれています。(腸管出血性大腸菌(O-157など)以外)
岩盤浴に限らず、温泉施設や温水プールでは上記の菌は検出されるのではと思いますが、岩盤浴は不特定多数の人が、汗をかいた石の上に横にならなければならないことが不安に思われているようです。
とはいえ、裸のまま岩盤浴に密着する訳でもないので、感染症のリスクは少ないという意見も多くあります。
衛生検査を定期的に入れ、岩盤の殺菌・消毒を定期的にしている店舗を選ぶと良いでしょう。
衛生管理は岩盤浴施設に委ねられる
衛生管理はお客側からでは、なかなか把握できないのが現状。
店舗に書かれた「定期的に殺菌・消毒しています」的な文言だけでは心配という人もいるのではないでしょうか?
その場合は以下のようにチェックしてみて安心して通えるか調べてみましょう。
- 衛生検査の結果が貼ってある
- 匂いが臭くない
- どんな方法で1日何回殺菌・消毒しているか、などを直接店員に聞いてみる
岩盤浴の清掃方法
施設によって清掃方法の決まりはないようですが、調べてみたところ熱湯をかけるところや、人体に無害とされている除菌・殺菌剤を使っているところもあれば、強い消毒を使うところもあるようです。
あまり強いものを使うと、肌がかぶれたり刺激を感じたりとトラブルを起こしてしまいますので、良くありません。
自宅の岩盤浴なら衛生管理も自分でできるから安心!
感染症のリスクは低いと言われるようになったものの、細菌やカビにとっては好条件なのはかわりませんし、不特定多数の人が入れ替わり立ち代わりに入る、大きな岩盤浴施設ではやっぱり不安と思うかもしれません。
自分で管理できる自宅の岩盤浴なら、そんな不安もありませんね!
自宅で岩盤浴のメリット
- 自分で徹底した除菌・殺菌ができる
- 使う人が限られている
- 自宅だから湿度も少なく換気もできる
自宅の岩盤浴は簡単お手入れでOK!
製品によってお手入れ方法の違いはありますが、岩盤浴をした後に、軽く水拭きして汗を拭き取り、除菌ペーパー・消毒用エタノールなどで拭くだけでキレイに保つことができます。
自分でお手入れできることが安心材料になりますね。
種類別お手入れ方法については以下の記事で紹介しています。
もっとお手入れを簡単にできるのがエステシート
こちらもすべての岩盤浴で使用できるわけではありませんが、サロンでよく使われているエステシートを自宅でも使うと汗が直接製品に付かずに衛生的に使えますし、お手入れも楽になります。
エステシートを使った岩盤浴の使用方法などを以下の記事にまとめています。
いつもキレイに気分良く岩盤浴を楽しもう!
自宅の岩盤浴では、ちゃんと除菌されているかなという不安もなく、気分良く毎回岩盤浴を使うことができます。
日頃からキレイにしておけば、毎回のお手入れも簡単なものでOKですので楽々!
メリットいっぱいの自宅での岩盤浴。あなたの家にも置いてみませんか?